題名の通り、ユニティちゃんを揺らしました
まずは結果の動画から
UE4 + Unity-Chan Live! Test2 - YouTube
フヒヒ…色んな所が揺れてますなぁ…!
このコンテンツは、『ユニティちゃんライセンス』で提供されています
以下、物理アセットツール (PhAT)による揺れ実装の手順・パラメータなどの紹介
はじめに
先日紹介したアニメーションリターゲットで作成したモーションのように
髪などの揺れものに対して動きが設定されていない場合、
当然ながら揺れず、不気味な印象を与えてしまいます
UE4 + Unity-Chan Live! Test - YouTube
モーションデータを弄るのはとても面倒くさいので
物理を使って揺らすことにしました
APEXによる布シミュレーション
UE4はNvidiaのAPEX Clothをサポートしているということで、
@com04さんのサイトを参考に、髪に対して布シミュレーションをを試してみました
物理-布シミュレーション - UE4 Document@com04
その結果
ここまでの作業。APEX+UE4でユニティちゃんの髪の制御テストしてみた → 髪自体の動きは物理アセットに比べれば断然いいが、前髪がなくなった → APEX側ではサブメッシュ毎に設定しているのが原因っぽい → 困ったなぁ → 寝る pic.twitter.com/aN3mAm9v54
— おかず (@pafuhana1213) 2014, 11月 9
以上
物理アセットツール(PhAT)
APEXが使えなかったので、観念して物理アセットでがんばりました
物理アセットはモデルデータ読み込み時にチェックボックスを有効にするか、
スケルタルメッシュの右クリックメニューで作成できます
物理シミュレーションを有効にする
ボディモードの状態で、PhAT右のボーン一覧から物理シミュレーションを
適用したいボーンを選択し、PhysicsTypeをSimulatedに設定します
逆に言うと、物理シミュレーションをさせたくない場合はKinematicに設定します
コリジョンのスケール調整
物理アセットは各ボーンにコリジョンを配置してくれるのですが、
そのままだとスケールが大きすぎて、物理が荒ぶってしまいます
なので、各コリジョンのスケールを調整します
ボディモードで調整対象のボーンを選択後、PaAT上部のスケールを選択することで
スケールを調整できます。ボーンを全選択してから行うと、一気に調整できて楽です
参考までに、今回のユニティちゃんではこのぐらいの大きさに調整してます
コンストレインモードでのパラメータ設定
コンストレインモードの各パラメータを弄って、物理挙動を調整します
今回触ったパラメータは主に以下の三箇所です
- Linear Limits
- X,Y,Z軸方向の伸び設定(試しにFreeにしてみると、よく分かります)
- Projection
- 物理挙動の抑制
- Angular Limits
- 回転運動の制限(回転可能範囲が可視化されるので、分かりやすいと思います)
おむねのゆらしかた
最後に、ユニティちゃんの豊かな果実を揺らします
物理シミュレーションを有効にするのは、
- J_L_Mune_01
- J_R_Mune_01
の2つです
コンストレインモードでの設定は、
Angular Limitsの各設定をLimitdに設定し、Angleはお好みで調整して下さい
最後に、コンストレインモードで↑で挙げた2つのコリジョン位置を調整します
初期位置だと体から離れているせいで、ユニティちゃんが垂れ乳になってしまいます
なので、平行移動ボタンを押して体の方に移動させます
この位置調整がおっぱいの揺れ方に大きく影響します。慎重に調整しましょう…
以上で解説終了です
それでは、いい物理ライフを! ( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!