はじめに
第3回UE4ぷちコンに作品応募してみました、という日記
第3回UE4ぷちコン開催のお知らせ! | historia Inc - 株式会社ヒストリア
3人称視点のVRゲームで、題名は「tester」です。www.youtube.com
※注意
完全にネタバレ動画です。新鮮な気持ちでプレイしたい方は、
以下からどうぞ。
実行ファイル:
tester | Apps | Oculus Share
VR向けのゲームですが、HMDなしでも十分プレイできるようにしています。
ゲームパッド・ヘッドホン推奨です。
ゲーム内容と操作方法は、動画とReadmeに任せるとして、
「したかった事」や知見などを雑多に書いていきます。
したかった事と知見
ジオラマっぽいゲーム
CrecentBayのデモを見た方は分かると思うのですが、
VR空間でジオラマ風の3DCGを覗きこむというのは、中々面白い体験です。
Gear VRのHeroboundsをプレイした方は分かると思うのですが、
ああいう見下ろし型の3人称視点ゲームはVRとは相性がいいです。
何より、酔いにくいです。
Samsung Gear VR Herobound Gameplay - YouTube
ということで、そんな感じのゲームを作ってみました。製作期間:約5日です。
我ながら、見てる・操作してるだけで面白い感じにはなったと思います。
(無論、OculusRift装着時に)
となりのマップを覗き込んで確認できるのがお気に入りです。
ジオラマ風にするのは超簡単
ワールド設定の「World to Meters」という
パラメータを調整するだけなので超簡単です。詳しくは、
@kurisaka_konabeさんの記事で!
UE4で Oculus Rift 展示 忘備録 : ラビットガーデン(うさぎでもわかるUE4)
動的ライト盛り沢山なゲーム
Oculusでは動的ライトは極力避けるのが定石ですが、
ホラーゲームではライトが命なので、動的ライトをバンバン使いました。
具体的には、蛍光灯の灯はStationary、途中で取得するライトはMovableです。
UE4 ライトの可動性とパフォーマンスについて - Let's Enjoy Unreal Engine
なので、一部のシーンでは処理がギリギリな所がありました。
(ヤバイ!)
で、主な対策は以下のとおり
- 半透明などの重い処理を使わないこと
- 動的オブジェクトの数を減らす
- ライトの影響範囲を調整する
- 不要なcast shadowは切る
あと、魔法のコマンド「hmd sp 100」は最後まで温存しておきました。
経験的に、貯金は残して置かないと最後に後悔するからです。
ジオラマ風ゲームの処理負荷面での利点
ジオラマ風という性質上、1つのモデルのスクリーン上でのサイズは
かなり小さくなります。ので、ローポリでも案外粗が目立ちません。
(ゾンビモデル、LODでかなりローポリになってますが違和感なかったと思います)
処理負荷に悩まされるOculusコンテンツでは、これは中々使える
テクニックかなと思っていたりします。
マーケットプレイス万歳
お世話になったアセット一覧
- T-Pose Zombie Bundle
- Zombie Melee Weapons
- Abandoned Hospital Pack
- Animated Blood Spray Decals
- Bodybags
特にゾンビアセットはLOD設定がしっかりしていてオススメです!
アニメーションもいい感じのが多くて素敵!
最後のオチ
ゲームをしているはずが、実は自分がゲームの中にいて、
ゲームをしていたけど、実がそれも別の人が操作していて
…的な事をVRでしたかった。以上
Gear VR対応予定
操作がとてもシンプルなのは、Gear VRのタッチパッドで操作することを
想定しているからだったりします。ので、移植これからがんばります
最後に
今回もUE4ぷちコンのおかげで、作品を完成させることができました。
〆切がないと中々作業が進まない自分にとって、
こういったコンテストはとてもありがたいです。
ヒストリアさん、本当にありがとうございました!
(今回、レベル高すぎない…?)