この記事は裏Unreal Engine 4 (UE4) Advent Calendar 2016の9日目の記事です。
qiita.com
はじめに
皆さん!UE4のマーケットプレイスを活用してますかー!
先日のCyber Mondayセールは神ってましたよね!?
買うしかないですよね!
圧倒的進捗!圧倒的課金!圧倒的破産!
ということで、アセットレビューをつらつらと書いていきます。
(セールの前にやれよ、というクレームは聞かないです)
一応、購入した証拠画像を置いときますね
あと、リンク貼ってますがアフィとかないですあふぃ。
UE4のマーケットプレイスで販売されているアセットで、気になるものがこの中にあるなら、レビュー記事書くので言って下さい。期限は明日の12時まで #UE4 #UE4Study pic.twitter.com/zX3B5u4QZN
— おかず (@pafuhana1213) 2016年12月2日
あとあと、アセットの具体的な実装内容(例えばノードとか)は載せません。
あくまでレビューです。気になる方は是非購入しましょう!
あとあとあと、長くなりそうなので分割します
その1:ここ
その2:工事中
その3:工事中
レビュー予定リスト
ということで、これらのアセットのレビュー記事を書きます! pic.twitter.com/L7PXWb88Fn
— おかず (@pafuhana1213) 2016年12月3日
Multi Lock-on System
youtu.be
Multi Lock-on System in Blueprints - UE Marketplace
某ハイスピードロボットアクションゲームのような
マルチロックオンレーザーを簡単に組めてしまうステキアセットです!
アセットの説明文にもありますが、ロックオンした際のマーカUIは
2D版と3D版が2通りが用意されています。後者はVR向けですね!
(3D UMGではなくStaticMeshを使っているのは、まだ実験的機能だからかな…)
特筆すべきなのは、BPの設計がとても丁寧で参考になることです。
例えば、ロックオンされる側は専用のコンポーネントを追加するだけでOKです。
このような設計にすることで、機能の流用が格段に楽になります。
他にも、UMGの動的な追加・削除やBPインターフェイスの使い方、
ノードの整理の仕方など、参考にすべき点が多数あります!とてもオススメです!
…アセットの説明ページに各BPの概要書いてあるのアリガタイ
マルチロックオンレーザーなんて必要ないよ!という方も、
BPの勉強を兼ねて購入してみるのもいいかもしれません。
NPR表現用アセットの比較
マーケットプレイスにあるNPR用アセットを比較してみました。
以下のレベルに対しての適用結果と各アセットの特徴を書いていきます。
Advanced Cel Shader Pack
Advanced Cel Shader Essentials | Fab
初期の頃からあるアセットです。(その割には最新のUE4.14に対応してて凄い…)
フォーラムなどで見かけたことのある方は多いのではないでしょうか?
このアセットはポストプロセスのみで完結しているので、導入は簡単かと思います。
さらに、↑の画像を見て頂くと分かるのですが、様々な表現が可能になっています!
少し難点なのが…用意されているプリセットは全てマテリアルインスタンスです。
つまり…元となるマテリアルは…
なので、パラメータ調整だけで十分、または解析したいマン以外の方には
あまりオススメできないかもしれません…。
あと、ポストプロセス以外にもランドスケープや水用の
NPR表現をマテリアルがあったり、モバイル向けのマテリアルも用意されています。
illustrious
www.youtube.com
illustrious | Fab
もう動画を見て下さい!という感じのアセットです。
このアセットもポストプロセスのみで完結しています。
用意されている様々なプリセットを塗り重ねていきます。
各プリセットはマテリアルインスタンスになっているので調整は簡単です。
また、カテゴリ毎にマテリアルが分割されているので、ノードのスパゲッティ度合いは
少なめです。なので、勉強にはかなり最適なアセットだと思います。
ただ実際に使うことを考えると…ポストプロセスの塗り重ねは重いので避けたい所です。
表現の方向性が決まったら、各プリセットの内容を
1つのマテリアルに纏める事をオススメします。
Character Cel Shading Pack
JIFFYCREW CEL SHADING (DEFERRED) in Materials - UE Marketplace
このアセットではライトの計算をマテリアル内で行っています。
(浮いているSphereがそのマテリアルを適用したものです)
そして、ポストプロセス+カスタムデプスを使ってアウトラインを描いています。
サンプルが数多く用意されていたり、マテリアル関数も幾つかあるので、
マテリアル内でのライト計算についての勉強にはちょうど良いと思います。
難点を挙げるとすれば…既にある程度組み上がっているプロジェクトに
導入するのは難しそうです。既存のマテリアルと置き換えないといけないからです。
ただポストプロセスによるNPRではできない表現ができるので、
買って損はないかなとは思います。
Cel Shading and Outline Materials
Cel Shading and Outline Materials | Fab
このアセットは、ポストプロセス+CustomStencilで
セルシェーディング、アウトライン、ディティールラインを描画しています。
他のアセットに比べるとシンプルな実装になっている為、
勉強の取っ掛かりには適していると思います!
実際にアセットとして使う際も、セルシェーディングにおける反射のONOFFや、
アウトラインの色調整、カメラからの距離に応じた処理など
最低限必要な要素が用意されているので使いやすいです。
逆に言うと、他のアセットに比べると表現が弱いので、
要調整・改造かなとは思います。
キリが良いので、「その1」はここまで!
その2:工事中
その3:工事中