【UE4】PoseAI LiveLinkプラグインとiPhone(iPad)を使ってフィギュアからポーズアセットを作ろう!
はじめに
Twitter経由で知ったiPhoneのカメラを使ってモーキャプできるPoseAI LiveLinkを検証してたら、フィギュアのポーズをUE4に持ってこれました!
(昔やりたかったことができて感動してます!
うわあぁぁぁぁ!!!さっきから検証しているPose AI 、人間っぽいものでも検出するからフィギュアもいけるやん!!!
— おかず (@pafuhana1213) 2022年2月16日
つまり、デッサン人形をiPhoneのカメラに映したら即ポーズをUE4に持っていける!!!これはやばい!!! #UE4 pic.twitter.com/tYrdFprYRy
アクション人形やフィギュアを使ってポーズを作って…iPhoneで撮影するだけでUE4でポーズを作れる!
これはやばい!!!!!
みんなやろう!!!!!!!!!!
公式サイト
Motion Capture | Pose AI
公式ドキュメント
UE4 LiveLink | Pose AI
公式Q&A
FAQ | Pose AI
必要なもの
https://unrealengine.com/marketplace/en-US/product/poseai-livelink
- Pose Cam アプリ ( 年間6 ~ 7ドル )
https://apps.apple.com/app/id1555012109#?platform=iphone
- フィギュア( 人っぽいものならいけそう。ロボは駄目でした )
以降は雑に導入方法と使い方についてのメモ書きみたいなものです。
公式が配布しているサンプルを使いますが、ご自身のプロジェクトに導入したい場合は↑のドキュメントをどうぞ。
ちなみに、このプラグイン・アプリはカメラ一台からのモーキャプ用途がメインなのでご注意ください
導入
UE4側
マーケットプレイス または GithubからプラグインをDLして、エンジンに導入
PoseAI LiveLink:コードプラグイン - UE マーケットプレイス
GitHub - PoseAI/PoseCameraAPI: Tools to work with the Pose Camera app
Githubから公式サンプルをDL。2種類ありますが、まずは1つ目のシンプルな方がオススメ
github.com
github.com
iPhone側
PoseCamアプリをDL
https://apps.apple.com/app/id1555012109#?platform=iphone
起動すると支払いについての案内がでます。支払いが完了すると使えるようになります
月額 $0.99
年間(個人) $5.99
年間(複数人) $6.99
その後、右上の設定アイコンをタップしPCのIPアドレスを設定します。このアプリはiPhoneとUE4をLiveLinkという仕組みでデータをやり取りする関係でこの設定は必須です。
このIPアドレスはコマンドプロンプトでipconfigというコマンドを使うことで確認できます。↓のページで紹介されている項目の「IPv4アドレス」ってやつです。
Windows10 - ネットワーク情報を表示(ipconfig) - コマンドプロンプト | PC設定のカルマ
ここまで来たらアプリ上では「tap to pair device」とか表示されてるはずです。たぶんこれで準備完了なはずです。
使い方
UE4エディタ上でサンプルプロジェクトを実行(PIE)します
次にアプリで画面タップします。設定がうまくいっていたら「Tap to Stream」や「rotate phone」という表示になります。ならずに「Pairing」とか「Try again」になってる場合はPCとの接続に失敗しています。エディタ実行忘れ、IPアドレスの設定ミス、PCと端末が同じネットワーク環境にいないなどが原因です
また、「rotate phone」と表示されていたら端末の向きを変えてください。サンプルプロジェクトのデフォルトの場合は端末を横向きにする必要があります
ここまで来たらiPhoneのカメラの映像が画面に出ているはずです。そして、フィギュア、自分自身、ポーズ写真などをカメラで捉えるとそのポーズがグレイマンに反映されます。
全身を捉えないと上手くポーズが認識されないようです。アプリ画面右にある棒人形から各部位の認識状況を確認できるので便利です
フロントカメラと背面カメラを切り替えたい場合は、アプリ画面右下にある更新ボタンをタップすればOKです
あとはUE4標準の録画機能を使えばこのポーズをアセットに変換できます
Take Recorder を使用する | Unreal Engine ドキュメント
UE4の標準機能とiPhoneXを使って、簡易フェイシャルキャプチャーシステムを実現してみた - ぼっちプログラマのメモ
追記:
簡単にですが動画にしてみました
youtu.be
あとはControl Rigなどを使って気になる所を調整すれば、それっぽいポーズ・モーションを作れてしまいます!
仮モーションやお絵かき用ポーズアセット用途には十分かなぁと思います!ぜひ試してみてくださいー!
おまけ
アプリを縦画面に使いたい
サンプルプロジェクトのThirdPersonCharacterにおける赤枠の部分をPortraitにすれば縦画面で起動するようになります。
Androidアプリは?
まだみたいです(公式Q&Aより