UE4でGear VR開発してみる ビルド(デバイス起動)編
Gear VR開発中に「デバイス起動」周りで詰まった部分を
自分用メモを兼ねて書いていきます。バッドノウハウ多めです。
ビルド時に新しい問題と遭遇したら、その都度追加していきます。
準備編:
UE4でGear VR開発してみる 準備編 - ぼっちプログラマのメモ
デバイス起動を使った開発
準備編でパッケージング後に端末に送る方法を紹介しましたが、
実際に開発する際は、この方法は面倒だと思います。僕は嫌です。
そこで、エディタ右上にある「デバイス起動」を使って
端末にデータを送る方法を紹介します。
と言っても、やり方は簡単です。
また、「プロジェクトランチャー」から実行する方法もあります。
起動アイコン右横の三角からプロジェクトランチャーを使用できます。
こちらもやり方は簡単で、起動させたいデバイスの右にある
「起動する」アイコンをクリックするだけです。
プロジェクトランチャーを使う利点は、各処理のプロセスが見易いことです!
また、ログが確認しやすいので、エラーが起きた際に原因が追いやすいです!
デバイス起動が上手くいかない時は
まずは、ログを見ましょう。赤い文字で書かれた部分が
高い確率でエラーの原因です。あとは、その辺りの文字列でググるか、
UE4のフォーラム内を検索してみましょう…
以下は、遭遇したエラーとバッドノウハウの紹介
Automation Tool周りでのエラー
ログ内で、AutomationTool周りでエラーが発生した時の話
C:\Users\ひみつ\AppData\Local\Temp\C+Program+Files+Unreal+Engine+4.7"を
delete出来ませんでした、とログに表示されていたので、
UE4エディタを閉じた後に、該当のフォルダを手動で削除しました。
AppDataは隠しフォルダなので、少し注意が必要です。
デバイス起動は成功したが、変更が反映されていない時は
時々あります、原因はよく分かっていません
そんな時は、プロジェクトランチャーの起動設定における
データビルドを「バイザブック」に変更した状態でデバイス起動してみましょう
私の環境では、かなりの確率で変更が反映されるようになります
Wifiデバッグについて
Gear VRにはminiUSBポートがありますが、残念ながらこのポート経由で
PCからスマホにアプリをインストールすることは無理そうです
ということで、Gear VRで動作チェックする際は以下の手順を踏む必要があります
面倒です。ので、
Wifi経由でスマホにアプリをインストールする方法を紹介します
と言っても、公式ドキュメントに既にあったりします。ありがたやー
Unreal Engine | Samsung Gear VR Debugging
Wifi接続が有効になれば、デバイス起動候補に
IPアドレス経由で認識されたデバイスが追加されます。
そのデバイスに対して起動を行うと、Wifi経由でアプリがインストールされます。
つまり、Gear VRにスマホを装着したままアプリを送ることができます。
ただし、PCに直繋ぎした状態と比べて、インストール速度がかなり遅くなります。
…僕の環境が糞すぎるせいかもしれませんが
今の所はここまで!
次は、Unreal Engine | Samsung Gear VR Best Practices
を雑翻訳しつつ、開発時の注意事項でも書こうかしら